文春が報じたダウンタウン松本人志問題

お笑い界の頂点ともいえるダウンダウンの松本人志が無期限活動休止に入った。週刊文春で報じられた「疑惑」はまだ「疑惑」のままだが、松本は社会的には断罪され、罰せられたのと同様の立場になったとも見える。ジャーナリズム、いやこの社会に「推定無罪」の原則など存在しないのだろうか――沖田臥竜が一石を投じる。
沖田臥竜 2024.01.12
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写真はイメージ

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 ダウンタウン松本人志氏は犯罪者なのか。「もしも事実ならばー」と前置きをつければ、まるで犯罪者かのようにボロクソに貶しても良いというのか。

 みんなが文句を言う中で、同じように文句をいうことなんて誰でもできる。私はいつでも自分の言葉に責任を持って生きており、その他、大勢に流されるようなことなんて間違ってもしない。ましてや、文句があるときは、1人ではっきりと言う。当たり前ではないか。それが個性というものではないのか。

 出身地が同じ尼崎のダウンタウンの松本人志さんを擁護するのは、私からしたら当たり前の事で、ファンだとかファンでないとかそんなものは関係がない。

 ただな、今回の松本人志さんの記事であるが、公益性を考えた場合、過去を深掘りして、吉本が反論すればムキになり、垂れ込みを募り、第二弾、第三弾とやることのどこにジャーナリズムとしての意義があるのか、つくづく疑問でしかない。

 それで寄ってたかって、個人を批難する風潮を作る事が、果たして本当にメディアの仕事だろうか。私は断固としてそれを否定する。

 それに、そういったさまざまなことを報じる記者は、それほど清廉潔白なのだろうか。

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  • これで本当に誰かが報われるのだろうか

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