ジャニオタたちの逆襲
ジャニーズ事務所という名称の消滅に心を痛めるファンたちが多い。だが、その人々の心の傷も、ジャニー喜多川氏が犯した罪のせいといえるのだろうか。どこかで、なにかが狂い、性加害問題とは無関係だった人たちまでに悲劇は拡大していないだろうか。ジャニーズ問題における、さらなる罪づくりな人々とは――。
沖田臥竜
2023.10.18
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人を涙させてまで救われるものが正義と言えるのだろうか。あのジャニーズの名称が消滅したのだ。
なんだあのニュース報道。腫れ物に触るように淡々と終焉を報じるTVに、いつしか嫌悪感が漲っていた。神経がわからないのだ。あれだけジャニーズを攻め込んでおいて、それによって心を痛め、涙するジャニオタによくもまあコメントを当てられるものである。人間関係でもビジネスでも、節操の無さは、過ぎればいつも招くのは衰退だけである。
「ここでウチは逆クロス撃つぞ!」
少し頭を使えば、世論を一周させる材料はあるはずだ。反骨のある報道、取材ができれば、横一線に並ぶ案件であったか。だとしたら、なぜこれまで沈黙を貫いてきたのだ。みんなで渡れば、赤信号も怖くないだろう。ただそれは、何もしていないと同じことなのだがな。何がジャーナリズムだ。
名称を変更しても新しい会社には、この荒波に立ち向かい再び栄光を掴みとってもらいたいと思っている。それをジャニオタたちは、ずっと待っているだろう。