ある映画の試写会をめぐる波乱

ある映画の試写会で、人気俳優の一声により某週刊誌が排除されることになった。決して表に出ない話だが、そのままスルーできるような話ではない。そこには、俳優サイドの傲慢さと理不尽さが垣間見えるからだ。自身の過去を顧みたとき、そんなことをできた立場だろうか。そんな疑問を抱かざるをえないのだ――。
沖田臥竜 2025.07.10
サポートメンバー限定

 11月4日に封切りされる映画『港のひかり』で監修・所作指導で地味に仕事をさせてもらっているはずだ。

 はずだ、と言うのは、プロデューサーのジョニーがイケズな野郎なので、本当にしっかりと私のクレジットが入るのかいなか、いまだに分からないのだ…嘘であるw

 これまで私は、映画『ヤクザと家族 The Family』に始まり、ドラマ『ムショぼけ』、Netflixドラマ『全裸監督2』、ハリウッドドラマ『TOKYO VICE』シーズン1、同シーズン2、それにドラマ『インフォーマ』、『インフォーマ−闇を生きる獣たち−』、そのほかにもクレジットが入っている映画もあるし、これからNetflixで配信されるオリジナルドラマでも監修・所作指導を務めている。関わった作品は途中でバラシも合わせれば、いつのまにか10作品以上にはなるだろう。

 今後、映像化が決まっている原作・監修を担当する作品も3本ある。

 初めての現場で「先生どう?辛くない?」と舘ひろしさんに言われ、当然のことながら全てが初めてのことで勝手が分からず、「辛くて辛くて今すぐにでも辞めたいです!」と口にすれば、舘さんが笑いながら、「これが病みつきになるんだよ〜」と言われたのは、本当だったかもしれない。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2421文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者の方にはこんな内容を直接お届けしてます。

ニュースレターを受け取れるだけでなく、特別動画配信、オンラインミーティング、オフ会イベントなどのサービスも充実しています。
読者限定
『インフォーマ』ATP賞受章から見える、作り手としての“唯一無二”の世...
読者限定
スクープという名の「中居問題」、拭えぬ違和感
サポートメンバー限定
ネット民が作り上げてしまった、「スクープ」という名のマスメディア商法
サポートメンバー限定
仕事の責任と人間関係
サポートメンバー限定
大阪市議会議員とそれを取り巻く人間関係
サポートメンバー限定
ジャーナリズムの真髄とは?
サポートメンバー限定
被害者を加害者に変貌させてしまう世界線
サポートメンバー限定
世の中には決して風化させてはならない未解決事件が存在する〜30年となる...