2022年夏ー続けてみて分かること

一つのことをひたすら続けてみてこそ分かる、自分の価値。続けてみてこそ分かる、人生を切り開く方法。そして、続けてみてこそ分かる、その先にある喜びと苦しみ……。
2022年夏、沖田臥竜は10数年間、筆を磨き続けてきたことへの「ひとつの到達点」として、たどり着いた場所にいたのだった。
沖田臥竜 2022.08.23
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 継続は力なりーという言葉があるが、続けてみて初めて分かることがある。それは人の気持ちかもしれないし、自身の成長かもしれない。自分自身の弱さを思い知らされることもあるだろう。もちろん成功だってそうだ。

「そんな事は分かっているが、続けるのがめんどくさい」

 大半はそう思うだろうが、生きている限り、誰しもが唯一、続けていることがある。それは、「生きる」ということだ。

 例えば、大人になってから、小学生時代を振り返ったとしよう。当時と比較して、大人になった現在と、考え方や物事への感性が同じかと言えば、そうではないはずだ。

 「いや!全く一緒だ!オレは40過ぎても小学生のときのままだ!」

 と言う者がいれば、それは生粋のバカたれなだけで、例外なく、子供時代とは、心身ともに成長している。それは人間というものを続けているからだ。

 10代には分からなかった世間の広さが、20代で分かるようになり、同じように30代、40代、50代と、年齢を重ねて初めて分かることがある。意識はせずとも、生きている限り、人間を続けているからだ。確かにどんなことでも、毎日、継続させるという作業は苦痛を伴うこともあるだろう。だが、続けてみて、初めて分かることが多いということも、自分自身の人生を顧みれば、分かることではないか。だったら、私は何事もやると決めたら、続けなくては損だという考えを持つようになったのである。

 そして、昔では考えれないような仕事や人脈、世界で生きていたりする。もちろんそれだけではない。変わらず、人の世話を焼いたり、人知れず続けていることだってある。正解か不正解なんて分からないが、もう嫌だ!と思うことがあったとしても、私は諦めたりしなかった。それはこれからも変わらないだろう。

 続けて分かること。それは確かに、この世の中に存在している。

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