有名人たちよ、大いなる嘘を使えーメディアの直撃に対応する撃退法ーなぜ文春は5週連続記事化できたか【無料記事】

文春による「木原事件」追及キャンペーンよって増幅する再再捜査を求める世論の声。それでも事件がこれ以上動くことはないと、沖田臥竜は言う。初動捜査の拙さに加え、事件発生時の時代背景や不運が今日の混沌たる状況を生んだようだが、木原官房副長官サイドのメディア対応においても、その一因となった「初動の悪さ」があったという……。
沖田臥竜 2023.08.05
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 オレは会社を経営してて、色んな企業とかプロダクションと顧問契約を結び、コンサルティングおよびメディアコントロールをしてるので、あんまり色々なことを教えたないねんけど、『迷宮』がバカ売れしたので大サービスである。一つだけ簡単なリスクヘッジをただで伝授してやろう。出血大サービスである。

 まず文春がなぜ5週連続、『迷宮』でいうところの「文京区変死事件」をあたまにもってこれたか。簡単である。木原官房副長官の代理人がメディア各位に出した「御通知」にある。その内容は、ここで何度も書いてきたが、要は文春の報道を「マスコミ史上稀にみる深刻な人権侵害」などと最大級の言葉で非難したのだ。

 本来、週刊誌ジャーナリズム的に照らし合わせたとき、あのネタをやるならば、一週が限界であった。それはそうではないか。事件が発生した2006年という時代背景ももちろんあったが、再捜査するための上申書を出し、12年の時を経て再捜査がスタートしたのだ。限られた時間の中で、他殺であるならば、司法の鎖に繋ぎ、法の裁きを受けさせるだけの材料がなければならなかった。時代背景とはいっても、それは見方によっては初動ミスと言われても仕方ないことだったのかもしれない。

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  • 過去の失敗を教訓としてきた「当局の捜査手法」  
  • 直撃の対象になったときの対処法

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