元警視庁捜査一課・佐藤誠氏の記者会見を経て
7月28日、警視庁捜査一課の警部補だった佐藤誠氏が記者会見を行った。木原誠二官房副長官の妻が関わったとの疑惑が持たれている文京区不審死事件の捜査担当者として、事件は殺人だったという憶測や、遺族への思いを語ったのだ。果たして、この会見が残したものとは――。会見では語れなかった事件の側面とは――。沖田臥竜が思いを語る。
沖田臥竜
2023.07.30
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7月28日に行われた佐藤氏の記者会見(「文春オンライン」公式チャンネルより)
最初に佐藤さんの声を聞いて、このおっちゃんも文春にうまくのせられて、あれよあれよという間に、出て来ちゃってるな、と感じさせられた。もちろん文春はそれが仕事だし、オレ個人としては、再捜査の見込みがない以上、この問題には興味がない。誰よりもオレが詳しいのは当たり前だし、それで特段、驚くような出来事もない。
ただオレには、あまり事の是非なんて関係がない。当たり前ではないか。自分のことを棚に上げて、事の是非を説けるバカな人種ではないからだ。自分のことはオレ自身が1番理解している。常に物事を客観的に見ながら、人が騒ぎ出したときには、既にオレはもうそこにはいない。