沖田臥竜の交渉力と常に崖っぷちの精神論

やりたい仕事、おいしい仕事なんて、待っていてもまず転がり込んでこない。それらを手にするためのチャンスは自分で作り、チャンスを形にするために相手と全力で向き合うのだ。常にぎりぎりの精神状態の中で――。
沖田臥竜 2022.11.15
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ある講演会でのプレゼンテーション資料。締めは「自分にしかできない生き方」を語った。

ある講演会でのプレゼンテーション資料。締めは「自分にしかできない生き方」を語った。

 ないないないないないない…向こうから「先生!是非ともウチでおひとつ!」みたいな仕事など、一切ない。待っていて、誰かが恵んでくれるおいしい仕事も、まあないな。それでも私には、人よりも働いている自負がある。

 それは何故か。単純である。どんな小さな話だったとしても、それを実現させるために全力を尽くし形に変えてしまおうとするからだ。

 つまりチャンスを自らで作り上げてきたのだ。

 もちろんダメな時もあるし、全力を出し切れないときもある。場合によっては途中で撤退することだってある。

 精神状態は常に崖っぷちだ。もうダメだ、と思うことなんて毎日だ。だが、必ず私はどうにかしてきている。なぜならば、それは自分自身の人生だからだ。到底、無理だと言われることにだいたいの人間は見向きもしない。

 だが、私は常に見向きしてきている。それは常に精神状態が崖っぷちにあるからである。

 人と同じことをやっていても、自分を取り巻く環境なんて変わらないことを私は知っている。

 人が無駄と思うこと、考えつかないことを私はいつもやり通している。そうすれば、無駄でなくなる時がくるのである。人は結果だけを見ている。世の中とはそういうものだ。

 ただ私は、そういう価値観に反発心が旺盛で、無理だと言われれば言われるほど、頑張ってしまう。

 そして、ここだと思うときは、世間一般的にたとえ損をするかもしれないと誰もが思うことも、「ちょっとまったらんかい」と言うことができる。

 それを結果だけ見ている人間には、伝わらない。

 ここが潮目を変えたと分からないのだ。

 だからこそ、単純に脚光を浴びた人たちに、妬みや嫉妬といった感情を芽生えさせてしまい、人の失敗に快楽すら覚えてしまうのだ。

 それで報われることもないのにだ。そんな哀れな人生で、果たして満足だろうか。

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