あのころに比べれば

今秋から来春に向けて、小説やマンガなど、かかわった作品が一気にリリースされていく沖田臥竜。それ以降も映像作品を含めて、予定はパンパンだ。死ぬほど忙しいというのは、贅沢な悩みなのか。
対象的に、マスコミや企業からの掌(てのひら)返しに遭い、仕事を失い、苦境に陥っているアイドル帝国をめぐる騒動について、語らずにはいられないのだ。
沖田臥竜 2023.09.27
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沖田はなぜバンコクへ? 明らかになるのはもう少し先か(写真はイメージ)

沖田はなぜバンコクへ? 明らかになるのはもう少し先か(写真はイメージ)

 毎日が忙しいと思いながら日々を過ごしていると、あることに気づかされることがある。

 暇よりはマシだよな……。

 そうなのである。20年前、確かに毎日、暇どころか人と話すことも出来なかった。あのころに比べると、忙しいと言える今のほうが断然、良いはずなのだが、それでも敢えて言おう「忙しすぎるやろ」と。

 仕事で、プロデューサーのジョニーとバンコクへ行ってきた。今週は角川春樹事務所の編集者と小説の打ち合わせを行い、ABEMAのプロデューサーも挨拶に来てくれる。サイゾー文芸の小説もそろそろ戻ってくる頃だ。

 そんな中でラジオに出演し、すっかり意気投合したマンガ家の南勝久さん(「ナニワトモワレ」「ファブル」)のところにお邪魔し、YouTuberのたっくーTVのたっくーさんが遊びに来てくれ、ドラマ「インフォーマ」でも使った焼肉「光(みつ)」で、倉コーチ率いる広島カープの選手たちと偶然、出会うことができた。

 だからと言って、世情を知らぬというわけではない。業界用語でいうところ「J」が社名を変更すること、「聖域 サンクチュアリ」の続編が発表されたことなど。すまぬ、誰よりも早く知っていた。だからなんだというあなた! だまらっしゃいである。早いの前からだ。ただその裏側も全部、知っているから、そんじょそこらの芸能レポーターと一緒にされてはかなわないのだ。

 あんなもの、なりたくもないと言うか、なりたい職業ランキングにノミネートすらされたこともないだろう。

 どうせならば、他人の下世話な話しよりも、自分の腕一本で食っていくほうがはるかに良いではないか。

 知っているか、世の中に何十、何マンと小説家を名乗る人々はいるが、小説のみで食えているのは、30人を切っているのだぞ。

 それに比べて、マンガ家さんたちは良いよな。当たれば、バブル期のヤクザ並みに家が建つ職業だ。

 まあ、しがない小説家は細々と暮らしていけ、ということなのだろう……。

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